何かをやる時に、「きちんと」「ちゃんと」「しっかり」と考えてやろうとしていませんか?
もちろん、悪いことではありません。
しかし、一度考えてほしいんです。
「きちんと」「ちゃんと」「しっかり」とは、実際はどういう意味なんでしょうか?
曖昧な言葉
「きちんとする」「ちゃんとやる」「しっかりする」
どれもこれも一度は聞いたことがありますよね。
誰かに言ったことがある、なんて方もいるでしょう。
特に言ったことがある方に聞きたいのは、【具体的な内容】です。
例えば掃除を誰かにしてもらっている時に「きちんとやってね」と言ったとします。
この「きちんと」とはどういう意味なのか?
具体的に説明しないと、細部までは伝わっていないはずです。
「そんなものは説明しなくてもわかるはず」と考えるかもしれませんが、
違う人間同士ですから、「きちんと」の基準が違っていて当たり前なんです。
「説明しなくてもわかる」は傲慢ですよ。
どの辺りまで掃除してほしいのか?
掃き掃除だけでいいのか?拭き掃除もしてほしいのか?
掃除してほしくない(動かしてほしくない)場所があれば、伝えているのか?
そこまで伝えないと、他人には伝わらないものです。
「きちんと」「ちゃんと」「しっかりと」は、
あまりにも曖昧で、誤解を生みやすい言葉なんです。
いっそのこと使わない
そうは言っても、つい口から出てしまいがちなのもこの言葉。
私もよく使ってしまいますし。
対策として、【使わない】のは有効です。
「どう言えば伝わるのか?」を考えることになります。
非常に頭を使いますし、勉強が必要にもなるかもしれません。
また、Aさんには伝わるが、Bさんには伝わらない、という事態にもなり得ます。
対応の仕方も考える必要がありますよね。
言葉はとても難しいもの。
だからこそ何となく使うのは、考え物です。
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