詩恭(しきょう)です。
人の心をつかむ、人に信用される…いつの時代でも容易なコトではありません。
特に現代はSNSでの言動だけでなく、そこから垣間見える人柄も信用につながります。
しかも、今後は信用経済がさらに加速していくので、人を動かす力がさらに必要になっていくでしょう。
今回は自己啓発書としても有名な『人を動かす』を通じ、【人に信頼される】方法、そして信用経済とは何か?を学んでいきます。
この記事は
・『人を動かす』って聞いたことあるけどどんな内容?というあなた
・人に信頼されたい、人の信用を得たい!と考えるあなた
・信用経済ってナニ?というあなた
にお送りします。
人に信頼されるための各【原則】
『人を動かす』はデール・カーネギーの代表作であり、1937年の発売以降、すでに80年以上売れ続けています。
ロングセラー作品にふさわしく、内容は現代でも十分通用するものばかり。
目次を見るとわかりますが、読みたくなる【原則】を実例(有名人の例含む)とともにいくつも紹介しています。
一例をあげると、こんな原則があります。
人に好かれる六原則
- 誠実な関心を寄せる。
- 笑顔で接する。
- 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない。
- 聞き手にまわる。
- 相手の関心を見抜いて話題にする。
- 重要感を与える-誠意を込めて。
普段からあなたはこんなふうに人と接していますか?
たとえあなたがそれなりの地位にあるとしても、こう接しているとは言い切れないでしょう。
かくいう私もできていません。耳が痛いです…
そして、この原則どおりにしていれば確かに人に好かれ、信頼を寄せるようになるのも理解できます。
各章の各項目で内容をさらに細かく説明しているので、実践的な原則ともいえるのです。
ほかの原則も、人から信頼されるために必要なコトが書かれていますよ。
人を動かすには人の信頼を得るコトが重要です。どの章も決して読み飛ばせませんよ!
人に信頼されて、人の信用を得てこそ自然に人を動かすコトができるんです。
頭ごなしに何か命令しても、動いてくれない人もいますよね。
人の心をつかむって、本当に大切です。
信頼されると働かなくともお金が手に入る?
これまでの社会では、評価される基準=人に信頼される基準は“いま”持っているわかりやすい数字と所属でした。
わかりやすい数字とは年収、偏差値などの結果としての数字をさします。定量的な数字ともいったりしますね。
そして所属はもちろん学校、会社、団体などです。
一言で表すなら「誰がみてもわかるハイスコアをもっている」コトが信頼の基準になるわけですね。
が、すでにご存じのように、どれだけ有名な会社であっても一気に没落したり、気付いたらなくなっていたりする時代になりました。
つまり定量的な数字での評価だけではあまり意味をなさなくなるので、昨今では人の本質的な価値を評価する流れができつつあります。
たとえば発信力、普段の行動、今後の伸びしろなどといった定性的といえる部分を数値化して評価し、信頼の基準とするというコトです。
その一例がクラウドファンディングですね。インターネットを通じて資金調達ができる仕組みのコトをさします。
日本ではCAMPFIREというサイトが有名です。
ただ適当なプランや夢を語れば誰かが助けてくれる…というわけではなく、ココでも発信力や伸びしろが試されます。
共感した人でないと、資金の援助なんてしてくれませんから。
信頼されるとお金が手に入る、の典型的な例といえるでしょう。
中国では信用の数値化が当たり前
また、中国ではすでに定性的な部分の数値化が当然となっています。
その数値が高ければ高いほど待遇も変化し、将来にも影響が出るというんですから驚きですよね。
SNSでのいいね数やコメント数、フォロワー数も数値に大きな影響をもたらすそうなので、少しでもいいねがもらえる投稿をしようとする人も多いのではないでしょうか?
以下の過去記事で、日本でも導入されつつある信用スコアや、中国での信用スコアの影響について書いていますので、そちらもご覧ください。
日本でも信用経済が小規模ながらはじまっており、じょじょにではありますがごく普通になっていくでしょう。
中国の「信用スコア」が日本でも当たり前になったら…人の性質が可視化され格差になるので、トラブルも増えそうな予感。
とはいえ【正直者がバカを見ない世の中】には賛成します。
信頼こそ最高の資産になる
『人を動かす』は人の心をどうつかむか?について書かれています。
人の心をつかむ、つまり人に信頼されるにはどうするか?を理解できる最良の1冊ですよ。
時代の変わり目であるいま、信頼、信用について改めて考えてみるのはとても大切です。
信頼が最高の資産になる時代を前に、学んでおく必要がありますよ。
いますぐに、まずは『人を動かす』を読んで勉強しはじめましょう!
この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。
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