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【読書】『ずるい考え方』=ラテラルシンキングで人生おもしろく!

読書
この記事は約6分で読めます。

詩恭(しきょう)です。

考え方はいろいろありますが、発想のし方=ものの見方は意外に限られているものです。

が、経験によって視野が広がり、頭の柔らかさや発想の方向性は大きく変化するものでもあります。

あなたのいままでの発想のし方を変える、すぐに答えにたどり着きやすくなる考え方=ラテラルシンキングを『ずるい考え方』から学んでみませんか?

この記事は
・考え方を変えたいけどどうすれば…とお悩み中のあなた
・柔らかい頭を手に入れたいあなた
そもそもラテラルシンキングって何?というあなた
にお送りします。

常識にとらわれない考え方

あなたもロジカルシンキング(Logical thinking)は聞いたことがありますよね。

ロジカルシンキングとは問題解決のために問題を分解し、整理しつつ常識や既存の枠組みに沿って発想をする思考法です。

筋道を立てて問題を深堀りしていくことから「垂直思考」とも呼ばれており、そのため論理的に導き出される答えは一つとなります。

一方、ラテラルシンキング(Lateral thinking)とは、直訳すると「水平思考」という意味です。

問題解決のために固定概念や常識にとらわれず多角的な視点をもって自由に発想する思考法です。

そのため、答えは一つではなく、いくつも存在しています。

ぶっ飛んでる?いいえ、そうではありません

答えが一つじゃない!?そんなわけあるか!

と思うかもしれませんが、ロジカルシンキングとラテラルシンキングはそもそも発想の方向性が違うんですよ。

たとえるならば、ロジカルシンキングは階段を一段ずつ下り、ラテラルシンキングはトランポリンを使ってジャンプするようなもの。

階段を一段でも踏み外したら転落するように、論理的思考もしっかり問題を整理して論理を運んでいかないと矛盾が生じ、あなたが思う答えにたどり着けません。

ロジカルシンキング イメージ図

一方、トランポリンは上にジャンプするだけでなく、前に飛んだり横に飛んだり、勢いよくジャンプしたその場で前方宙返りやバク転も可能です(もちろんできる人であれば、ですが)。さまざまな飛び方ができるんですね。

つまり、ラテラルシンキングは正解を求めるというよりは、問題の解決策を考えるのに有効なのです。

ラテラルシンキング イメージ図

そのため、常識的でなければ突拍子もない、いわゆるぶっ飛んだアイディアが出てくる可能性もありますが、それでいいんです。

問題の解決につながるのであれば。

そして『ずるい考え方』の中にはこんな一文が存在します。

要するに、問題を解決するときに、ロジカルシンキングで問われるのは「過程」であり、ラテラルシンキングで問われるのは「結果」なのです。

『ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門』

どちらかが間違っているのではありません。考え方に求められているものが違うんです。

経験が考え方に影響を及ぼす

個人的な見解ですが、考え方には正解も間違いもありません。

ただ、経験してきたコトがそれぞれ違うので、考え方もひとりひとり違うんです。

あなたが持っていて当然だと思っている知識も、ある人からすれば未知の内容という可能性が大です。

【体験談】うまい話に意見を言ったらお流れになったw

私はこんな経験をしたことがあります。

以前の派遣先で契約延長(3年の契約満了が見えていたので)の話が出ました。

それ自体はありがたかったんですが、そのためのアイディアを教えてもらう機会が出た時、私を含め10人いた派遣社員のうち9人が手放しで賛成していたんですが、私は「そんなにうまくいくんですか?」と返しました。

正直、話の内容があまりにも派遣に都合がよすぎたので現実的でない、と感じたんですよね。

思うままを整理して言ってみたんですが、その後派遣の9人、そして話をしてきた社員さんに宇宙人を見るような目で見られましたw

が、その話は結局お流れになりました。私のせいではなく、やはり現実的に難しかったからです。

9人はそれぞれ不満を口にしていましたが、私は「言ったじゃん」とシラー…としていましたね。

派遣社員を当時の年数でトータル5年近くやっていたので、なんとなくですが派遣の仕組みも勉強していたからこそ、できた考え方でした。

私の考え方がラテラルシンキングかはともかく、経験は考え方に影響を及ぼすな、と感じたできごとでした。

考え方の土台は子供の頃からできている

『ずるい考え方』の中でも触れられていますし、あなたも感じているかもしれませんが、学校ではロジカルシンキングでしか教えてくれません。

どの教科でも、答えは一つしか存在しないと教えますよね?

それ自体は間違いとはいえませんが、たとえ正解していても、それを導き出す過程が意図したものと違えば間違いだとされてしまいます。

ラテラルシンキングが認められるのは、せいぜい図画工作科くらいでしょう。

しかしそこにもワナがあり、教師が理解できないものは無下に扱われるコトもあります。

だからこそ、大人になっても【正しい過程】で【正解を求める】コトが【正義】!と刷り込まれてしまい、ラテラルシンキングが突飛に感じ、受け入れるのが難しく感じてしまうんですよ。

しかし裏を返せば、考える土台は子供の頃からすでにできているんです。

最終的にロジカルシンキングになるとしても、途中にラテラルシンキングをはさんで答えへの糸口をつかむことも可能なんですよね。

考え方が変わると人生も変わる

『ずるい考え方』の中には、頭の中にラテラルシンキングができる「環境」をつくるための能力や、自由な発想をするためのヒントがたくさん提示されています。

また、ラテラルシンキングで出たアイディアをサービスにした会社や身近にあるモノが紹介されています。

特に身近にあるモノについては、感心するのではないでしょうか?

ほんの少しの発想の転換が大きな効果を産んだ例が紹介されていますよ。

考え方が変われば、生活も変わり、ゆくゆくは人生も変わります。

そのための第一歩として、すぐにでも『ずるい考え方』を読むことをオススメします!

この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。

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