詩恭です。
お盆も過ぎ、ゆるゆるから普段通りの生活に戻りました。
ただ、思うところがあります。
今、普通に働いているわけですが、「何の意味があるのかな?」と。
「生活してるのは何のため?働くため?」などと考え出すと、ドツボにはまりそうなんですが…。
生活のために働いているはずなんですが、何だか違和感あるんですよね。
「働く」のは手段か、目的か
そもそも働いている理由は何なのか?
これに関しての正解はありません。ただ、働くことをどう考えるかという【捉え方】の違いは確実にあります。
具体的に言うと、【 手段 】と捉えているか、あるいは【 目的 】と捉えているかによって変わってきます。
例えば生活費を稼ぐとか、何かほしいものがあるとかいう【 目的 】があって、そのための【手段】としてバイトしている。これはよくある話ですよね。
つまりは目的が先にあり、達成する手段として労働を選んでいるわけです。この場合は多少つらくても、目的達成のためと割り切って続けられます。
ですが、【 目的 】は特になく、【手段】だけあったとしたら、どうでしょうか?
例えば、○○をやれば無条件でお金をもらえるという案件があるとします。半信半疑ながらも飛びついてみたら本当にもらえたので、続けてみました。
確かにもらえているので、一見良くは見えるんですが、続けていくうちにどこかで虚しさを感じる瞬間があるのではないでしょうか?
そして、現代の労働はまさにコレだと考えるわけで。
こんなこともありました(私の体験)
サービス業で正社員をやっていた頃、上司(店長)に「なんで仕事してる?」と聞かれたことがあり、私は「生活のためにはお金が要るので、そのためです」と答えました。
上司は「そうだよな」と同意してくれました。
ところが、その場にいたもう一人の社員さんは「いや、仕事するのは当たり前ですから」(正確に覚えてはいませんが、おおよそこんな内容でした)と答えました。
今考えると、 私は明確に手段だと答えたのに対し、もう一人の社員さんは少しずれた答えだった、と言わざるをえません。目的というよりは、ただ義務として捉えているだけなのです。つまりは「働くことが生活」となっているわけですね。
働くなら、目的が必要です。目的がないと、ただつらいだけだったり、無意味にしか感じられなくなります。
やめたいくらいつらいなら…退職代行なんてのも、一つの手段です。
働き方に有利不利が(建前上)なくなる時代がくる
働き方といえば、2020年から「同一労働同一賃金」がスタートします(中小企業では2021年から)。
参考記事→https://roudou-pro.com/columns/135/
https://bowgl.com/equalpay-for-equalwork/
最近、はたらこねっと等のサイトを閲覧していて、派遣の募集がかなり増えていることに気付きました。人手不足、というのもあるんでしょうが、「同一労働同一賃金」を見据えて動いている企業も結構あるんだろうな、と。
ただ実際のところ、待遇に差がなくなるなんてことはあり得ないと考えてます。
なぜなら、正社員や派遣の職務内容を変えてしまえば、それを避けることはたやすいからです。そして、すでにそこに取り組んでいる企業もあるでしょう。
建前上、働き方に有利不利はなくなりますが、劇的な変化があるとは思えません。
変化があるとしたら、AIやロボットが本格的に労働に取り入れられる時でしょう。管理するのは、技術や知識があれば正社員でも派遣でもかまわないわけですし。
と言っても、答え合わせはまだ先なので、あくまで個人の意見として聞いていただければ。
働くための生活になってませんか?
今、自分の生活を振り返ってみて、主軸は何になってますか?
心から楽しめる趣味ややりたいこと、寝る時間も惜しいくらいにのめりこんでいることが軸なら、どんどんやっていきましょう。それを支えるために働く必要があるなら、時間の使い方や働き方にもひと工夫が必要ですよね。
が、楽しいこともなく、イヤイヤ働くことが軸になっているなら、それはボディーブローのようにじわじわ効いてきます。すでにかなり効いている人もいるでしょう。
働くための生活は徐々にむなしくなっていきます。人によっては、そこから鬱などの症状が出てくる場合もあるでしょう。
そうなる前に、目的を持ち、手段として割り切って働くか、好きなことや苦痛にならないことを仕事として働く、のどちらかにシフトしていく必要があります。
働き方を見直して、主軸を変えていきましょう。
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