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アドラーの名言で学ぶ「人に嫌われると心がラクになり生きやすくなる」理由

メンタルヘルス
この記事は約5分で読めます。

詩恭(しきょう)です。

突然ですが、あなたは人に好かれたいと思いますか?それとも嫌われたいと思いますか?

そりゃ人に好かれたいに決まってるよ!当たり前でしょ!

まあ、普通なら好かれたいと思いますよね。

でも、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。

それは、嫌われることで心に余裕ができてラクになり、生きやすくなる、ということです。

今回は心理学者アルフレッド・アドラーの名言を紹介しつつ、「嫌われると心がラクになるとはどういうことか?」について一緒に学んでいきます。

あなたも聞いたことがある言葉が出てくるかもしれません。

この記事は
・「人に嫌われたくない!」と強く思うあなた
・世の中、生きにくいな…と
少しでも感じているあなた
・〇〇の名言とかけっこう好きなんだよね、というあなた

にお送りします。

嫌われることは怖いことでもなんでもない

あなたも思ったことがあるのではないでしょうか。

「人に嫌われるのが怖い」と。

誰かに嫌われてしまっては、いまいる所で居場所がなくなってしまう…そう考えてしまって、思うようにふるまえなくなってしまうこともありますよね。

私にもそう考えた経験がありますので、その気持ちは理解できますよ。

でも、「嫌われるのが怖い」という考えは、実はまったくの勘違いなんです。

嫌われることは、怖いことでもなんでもありません。

むしろ、自分のあり方を考える機会になるんです。

ある人があなたを嫌っても、別の人はあなたを好きになる

アドラーはこう言っています。

『他者にどう思われるかよりも、先に自分がどうあるかを貫きたい』

他人があなたをどう思うかよりも、あなたがあなたをどう思い、どうありたいか気にする方が先。

たとえ、あなたのあり方を貫いてあなたを嫌う人がいても、別の人があなたを好きになってくれる可能性は十分あります。

この世界にはたくさんの人がいます。

合う人も合わない人もいて当たり前なので、あなたを嫌いになる人も好きになる人もいて当たり前なんです。

あなたと合う人、あなたを好きな人だけが周りに残るなら、気持ちもラクにつき合えるのではないでしょうか?

嫌われる=関係が変わる

先にお伝えしたとおり、誰でも一度くらいは「嫌われたくない」「嫌われるのが怖い」と考えたことがあるはずです。

それはなぜかというと、嫌われるとは関係が変わるということだからです。

これまで時間をかけて築き上げてきた関係を壊したくない、と無意識に考えているから、嫌われたくないんです。

関係が変わるということ、それはいまいる場所から離れるということにもつながりますので、よけいにそう感じるのでしょう。

ですが、ここであなたにお聞きします。

あなたのあり方ひとつで変わってしまう関係であるならば、あなたのあり方を認めてくれる人と新しい関係を築いた方がいいのではないでしょうか?

人間関係はけっして健全なものばかりではありませんが、不健全なものばかりでは気付かないうちに消耗してしまいますから。

人との関係を壊すのも、つくるのもあなた次第

アドラーはこんな言葉を残しています。

『関係が壊れる事だけを怖れて生きるのは、他者の為に生きる、不自由な生き方』

あなたは気付かないうちに、他者のために生きてしまっています。

いま目の前にある関係が壊れてしまうのを過剰に恐れているのがそれです。

が、あなたがどう生きるかは、あなたがすべて決めるコトなんですよ。

あなたの人生なんですから。

人との関係を壊すのも、新しくつくり上げるのも、全部あなたが主導で決めてしまっていいんです。

「この関係が壊れたら、新しい関係なんて二度とつくれない」などと考えていませんか?

それは会社を辞めると言った時に「ココをやめたら、どこ行っても通用しないぞ」と上司に脅されるのと同じなんですよ。

実際はまったくそんなことはありません。

A社ではうまくいかなくとも、B社ではうまくいった、というケースは珍しくもなんともありませんからね。

よほどの理由がない限り、一度できたことが二度とできなくなるはずがありません。

嫌われる勇気=幸せになる勇気

嫌われるのは関係が変わることだと、先ほどお伝えしました。

関係が変わるとなにかしらの変化が起きますよね。

どんな変化かにもよるものの、悪くもなり得ますが、もちろん良くもなり得ます。

良い変化が起これば、あなたの考える幸せに近付く可能性も高くなります。

少々短絡的かもしれませんが、人に嫌われると幸せになれる可能性が高まるんです。

つまりあなたが嫌われる勇気を持つということは、幸せになる勇気を持つともいえるんですよね。

幸せになるのに必要なのは、実は勇気よりも貢献すること

アドラーは『人は貢献感を感じ、自分に価値があると思えた時にだけ、勇気を持てる』と言っています。

この理屈だと、あなたがもし「自分に価値がない」と思っていたとしたら、勇気を持てないということになってしまいますが…大切なのは先の言葉の最初にある“貢献感”です。

あなたが幸せになるのに必要なのは、勇気というよりは人に貢献することなのです。

何をしたら貢献できるのか?を考えて実践することで、あなたは何事にも勇気を持てるようになります。

よくいわれる「相手にギブする(give=与える)」と似てますが、貢献する(contribute)はそもそも「役に立てるよう力を尽くす」という意味。

あなたが相手のために力を尽くすことで、あなたは幸せになれるんですよ。

たとえば仕事でお客さんの要求にこたえられるよう手を尽くすのも、貢献にあたります。

幸せになるのに、勇気なんていらないんです。

嫌われてもいい!と思うと生きやすくなる

「嫌われたくない」と多くの人が思いつつも、万人に愛される人は実はそう多くはありません。

一般的に好感度の高い有名人を「嫌い」だという人もいますよね。

嫌われたくないと思って八方美人になる人もいますが、そういう人を嫌いな人もいますし。

結局、どんな人であれ嫌う人は嫌うんです。

それを頭の片隅に置いたうえで、嫌われてもいい!と思ってふるまうと、心に余裕ができてラクになり、かなり生きやすくもなります。

なぜなら、あなたの心を縛っていたものが減るからです。

そしてあなたの嫌われてもいい!という姿勢に共感する人が出てくるかもしれません。

共感する人には貢献し、良好な関係を築いていけばいいんです。

あなたが少しでも生きやすくなるために、この記事が役立てば幸いです。

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