詩恭(しきょう)です。
あなたは「失敗」についてどう考えていますか?
正直なところ、あまり良いイメージはないですよね。ネガティブにとらえがちですし。
しかも、こんなことまで連想してはいませんか?
- 失敗したら、もう生きてはいけない
- 仮に生き延びても、社会から外れてひっそりと生きていかないといけない
- 一生白い目で見られ、一生後悔して生きていくことになる
- 引きこもりコース一直線
- 人生終了のお知らせ
「だから失敗したくない!」というわけですよね。まあ言いたいことはわかります。
ですが、断言します。
それらは全部あまりにもひどすぎる思い込みです。
なぜそう断言できるのか?
すべてはこの『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』を読めばわかります。
読みはじめて失敗したと気付いたwものの…
最初の10ページに到達する前に、一点気付いたことがあります。
この本、小学生向けです。
なぜ気付いたかというと…
- 漢字にもれなく振り仮名がついている
- 表現がやさしすぎる(私が小学生の時に読んでいた本と似たような表現だった)
「あ、これ失敗した」と思いましたw
が、せっかく開いたので読み進めることにしました。
でも、読んでいくうちに「これは大人も読むべきだ」と気付いたんです。
この本では多くの偉人の失敗談が絵と文章でわかりやすく紹介されているんですが、ささいなものからとんでもないものまで、さまざまな失敗をしていると知りましたし、「この人がこんなことを⁉」という新鮮な驚きもありましたから。
失敗談は興味本位でも知りたくなるもの
個人的にオススメなのは、スティーブ・ジョブズ、与謝野晶子、そしてカーネル・サンダース(『ケンタッキー・フライドチキン』の看板、そして店頭に立っているあのおじさん)の失敗談です。
スティーブ・ジョブズのアップル社創設後の失敗(あなたも聞いたことがあるかも?)、与謝野晶子のかの有名な詩での失敗(現代でも見かける話です)もさることながら、カーネル・サンダースの失敗談はかなりすごいですよ。
「最初から『ケンタッキー・フライドチキン』で勝負していたわけではない」と聞いたことはあるんですが、それにしても唖然とする内容でした。
失敗談はたとえ興味本位でも、知りたくなるものなんですよね。
特に、後世にも残るものをつくり出した偉人の話であるならなおさら。
正直、私の失敗談よりよほど価値がありますw
読んでいけば、あなたが経験したことがある失敗がひとつは出てくるはずです。
その時にどうしたのか、いまからでも学んで、次に失敗しなければいいんです。
失敗が許されない時のために「失敗」が必要
この本の冒頭では、エジソンがこんなことを言っています。
わしは失敗するたびに「うまくいかない方法」をひとつ発明しているのじゃ!
たとえ、1000回失敗してもそれは「1000回うまくいかない方法を発明した」だけのことじゃ!
なに? 結局、失敗しているじゃないか、だと?
ああ、そうさ!
だが、1000の失敗なしに1の大成功を作ることはできんのじゃ!
失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!
コレ、ただのポジティブシンキングではありません。単純な真理です。
失敗した人でないと成功できないのは、いつの時代でも変わらないんですよね。
成功だけを求めたくなるのはわかりますが、成功しかしたことのない成功者なんて、存在しません。
さらに、エジソンの言葉は続きます。
さらに、人生にはぜったいに失敗してはいけないときがある。
たとえば命がかかっているときとかな。
そういう時に失敗しないためにも
ふだんからたくさん失敗して
失敗になれておくことが大事なんじゃ。
失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!
「失敗」を避けたくなるのが人間ではありますが、いざという時に失敗しては意味がありませんよね。
「失敗しない人」なんてネーミングをたま~に見かけますが、その人は最初からそうだったわけではありません。
そういう人ほど、誰よりも失敗し、それを通して誰よりも学んでいるから、失敗の回数がどんどん減り、最終的に物事を正確にこなせるようになったんです。
失敗はネガティブでも、人生終了のお知らせでもありません。
あなたもこの本を読んで、失敗への過剰な恐怖心を取り除きませんか?
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