詩恭(しきょう)です。
突然ですが、あなたにはこれまでの人生で実績と呼べる何かがありますか?
どんなものでも構いませんよ、部活の結果とか。
え、そんなの思いつかない!
てかないよ、そんなの!部活なんて過去の話だし。
別に何か稼げるスキルがあるわけじゃないし…あるわけないじゃん。
なるほど。正直、そう言うだろうと思ってました。
あなたに限らず、他人よりも優れた能力で成し遂げないと自慢できるような実績とは呼べないと考えている人は多いんです。
が、実はそれは考えすぎなんですよ。
優れた能力なんて悲しくなるくらい何もない私であっても、実績と呼べるものはありますから。
今回は実績をつくるための方法をお伝えします。
誰にでもできる重要な内容ですよ。
この記事は
・他人と比較しすぎて自信をなくしているあなた
・人に話せるような実績なんてない…(泣)というあなた
にお送りします。
実績に必要なものは“積み上げ”ד積み重ね”
あなたに人よりずば抜けた能力や経験値の高いスキル、また自慢できるレベルの特技がなくても、実績をつくることは可能です。
いま活躍している成功者といわれる人たちも、全員が最初からチートレベルの能力があったわけではありません。
あなたと同じように、ゼロからのスタートでした。
ではどうしてきたのかというと、“積み上げ”と“積み重ね”をくり返してきたんですよ。
その結果としていまがあるんです。
実績なんてあなたが決めればいい
勘違いされがちなんですが、実績はなにも「〇か月で〇〇万円稼ぎました!」という金額など、わかりやすいものだけをさすのではありません。
単純にあなたが決めればいいんです。
長く続けているもの、あるいは続けていたものであれば説得力は大きいですね。
たとえば「朝、6時起きを6か月続けています」とか、「毎日ひと駅手前で降りて歩いていて、気付いたら1年経ってました」とか。そういうものでいいんですよ。
そもそも継続自体が難しいんですから、少しでも続いているならもうそれがあなたの実績なんです!
私もこのブログをはじめてから2年経過していますが、それも立派な実績になる!と断言できます。
もしあなたが納得できないとしても、誰かにすごいと言われたことがあるものを実績と呼んで差し支えありません。
積み上げと積み重ねの違い
積み上げと積み重ね。
とても似ている言葉ですし、字面だけ見ると同じ意味では?と感じてしまいます。
ですが、実際は違うものです。
一言でいうなら、横か上か、質か量か、ということですね。
積み上げとは
1. 物の上にさらに積む。物を高く重ねる。
2. 積み終わる。
3. ある物事を順次重ねて行き、高い水準に達するようにする。
goo辞書
ココで重要なのは3の「高い水準に達する」です。
たとえ毎日でなくとも物事を続けることで、ある時に効果を発揮しはじめます。
わかりやすい例が、YouTubeに動画を投稿し続けたり、ブログに記事を投稿し続けたりなどの、コンテンツをコツコツとつくっていくことです。
すぐに結果が出るわけではありませんが、数をこなしつつあれこれ試行錯誤するので、質も上がっていきます。
現在活躍しているYouTuberやインスタグラマー、ブロガーなどもほぼ例外なくそれをやっています。
平らな道をつくろうと石をどかしたり地面をならす作業を続けていたりするうちに、見た目にもいい感じにできてきた、ということですね。
最初は質が良くなくとも量をこなすことで少しずつ質が高まり、上に重ねていくイメージです。
積み重ねとは
1. 上へ上へと積んで重ねる。
2. 次々と物事を重ねてふやしていく。
goo辞書
2の「次々とふやして」が最も重要です。
一見するとあまり意味がなく感じるかもしれませんが、そうではありません。コレはコレで意味があるんです。
特に毎日のようにやることで、効果を発揮します。
わかりやすい例は筋トレやストレッチですね。
同じことのくり返しですが、やっていくうちに目に見えて効果が出ます。
そのうちに負荷を強めにかけて…など工夫をしながらくり返すことで、さらに身体が変化していきます。
階段をつくろうと、横に1段ずつ重なるよう積んでいったら、気付いた時にはかなり高いところまで行けるようになっていた、ということですね。
量をこなすことで横に重なっていき、次第に上にも重なっていくイメージです。
積み上げと積み重ねはセット?
積み上げと積み重ね、似てはいますが少々違うものです。
ここであなたはこう考えてはいませんか?
似ているんだったら最初からセットにしてやればいいんじゃないの?
そう考えるのもわかります。なんとなく効率的に見えますよね。
が、実はセットというわけにはいかないんです。そもそも性質が違うものなので。
重ねていたら“いつの間にか”上がっていた
積み上げと積み重ねを画像で表すなら、以下のようになります。
積み上げは石壁、積み重ねは階段です。
ポイントは“いつの間にか”。
違う大きさを工夫しながら…積み上げ
積み上げは何も同じものを同じように毎日積んでいるわけではありません。
くり返しているのは積む作業だけで、積むのは毎回微妙に違うものです。
時々、すき間の接着をやり直して修正してみたり、積む石を少し削ったりしてみたりと、微調整も入れています。
正直、かなり根気のいる作業にはなりますが、そのうちにいつの間にか高くそびえ立つ壁になり、強固で頑丈ものになっていくんですよ。
仮に積むのをやめてしまっても、壁のパワー自体は残ります。
そして積むのを再開したら、さらに壁の頑丈さが増していくという大きなメリットもあります。
同じものをひたすらくり返し…積み重ね
積み重ねは同じものを同じようにくり返し積んでいきます。
仮に積むのをやめてしまうと、そこで止まるだけならまだしも、場合によってはゆるやかに劣化していきます。
厄介ではありますが、またやり直す必要があるんですよね。
こちらも根気のいる作業ですが、やり続けていくとじょじょにこれまでの頑張りがプラスされ、いつの間にか階段のかなり高いところに到達しています。
しかも、以前よりかなり楽に先に進めるようになっています。
それを知ると、さらに上に行きたくなってしまいますよね。
力がついていることを実感できるんですから。
積み重ねの結果が積み上げになる
京セラ・KDDIの創業者である実業家・稲盛和夫さんはこう言っています。
いまこの1秒の集積が1日となり、その1日の積み重ねが1週間、1ヵ月、1年となって、 気がついたら、あれほど高く、手の届かないように見えた山頂に立っていた と、いうのが私たちの人生のありようなのです
山頂を積み上げの結果とするならば、積み重ねの結果が積み上げということになりますよね。
コツコツと積み重ね続けていけば、あなたの実績は勝手に積み上がっていきます。
積み重ねと積み上げが自然にできれば最強
先にお伝えしたとおり、いま活躍している成功者は全員が最初から優れた能力があったわけではありません。
現在の状況から考えるとチートかのように感じてしまうだけで、あなたと同じだったんですよ。
多くの成功者が積み重ねと積み上げを意識して、取り組んできたんです。
そして、いまもそれをごくごく自然に続けています。
一瞬で実績はつくれないことを身をもって知っているからこそ、「コツコツやれ」とか「失敗してもやり直せばいい」といえるんですよね。
「成功するかわからないのにコツコツやるのは笑われること、失敗は許されないもの」という意識がある限り、あなたは成功どころか実績すらつくれないままです。
積み重ねを意識して自然にやっていければ、積み上げも自然になされていき、最強になれますよ。
この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。
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