詩恭(しきょう)です。
この世界には、凡人には想像もつかない発想ができる人たちがいます。俗にいう天才ですね。
その発想力を支えるのが、常識とは少々異なる習慣だとはあまり知られていません。
習慣は、天才というちょっと違った人たちだから身につけられたのではありません。
習慣を身につけ、大きな変化をしたのが天才なんです。
今回は『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』の紹介、そして先入観を捨てるメリットについてお伝えしていきます。
この記事は
・良い習慣を身につけたいあなた
・偉人の別の一面を知ってみたいあなた
・仕事の効率化のヒントを得たいあなた
にお送りします。
習慣を身につけて先入観を捨てる
習慣というと「身につけるのがしんどい」とか「けっこう面倒」など、まるで苦行のように感じているかもしれません。
確かに私も、習慣化したいコトがあっても簡単に挫折してしまうイメージがありました。
ただ、『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』では、各習慣に科学的な根拠を示しています。
どんな効果がどれくらいあるのか、数値も出して分析されているので、取り入れるならあなたに合ったものを選択できますよ。説明も可能ですしね。
とんでもない発想は普通に生活していてはまず出てこないと考えているかもしれませんが、そうではありません。
経験も大切ではありますが、普通の生活をいかに自分に合うようにカスタマイズするか?が、発想を生むポイントになると感じています。
生活を自分に合うように? それって難しくない? 誰でもできるわけじゃないよね?
と思っているそこのあなたへ。
その考えが先入観ですよ。先入観とは要は思い込み。
あなたは常識に合うように生活させられているのと一緒なんですよ。
中にはこんな習慣も…
ちょっと意外な習慣としてこんなものも紹介されています。
- 小島秀夫(ゲームデザイナー。代表作は『メタルギアソリッド』シリーズ)⇒毎日、出勤後に必ず映画を1本観る
- アーネスト・ヘミングウェイ(アメリカのノーベル文学賞受賞作家)⇒立って執筆する
- リード・ヘイスティングス(映像ストリーミング配信『Netflix』創設者)⇒自分のデスクはなく、あらゆる場所でスマホひとつで業務を処理する
- ヴィタリック・ブテリン(仮想通貨“イーサリアム”を作ったプログラマー)⇒理系の仕事をしながらも文系の勉強をする
どれも常識的な考えでは思いつかない習慣ですよね。
しかし、だからこそ驚異的な集中力を発揮できたり、多くの人々の心を動かすようなモノを創造できたりできるんです。
ただ個人的には、クリエイティブな仕事だからこそできる習慣とは思いません。私も立って執筆とか取り入れたら、もう少し記事を書くペースが早くなるかなあ
あなたの生活や仕事にも応用はできるはずです。
「常識とは、18歳までに積み重なった偏見の累積でしかない」とアインシュタインは言っています。
その偏見を上書きするのが新しい習慣。だからこそ身につけるのは大変なんですよね。
“ネガティブな経験”が先入観を捨てさせるきっかけにも
世の中には便利なモノがたくさんあり、私もあなたもそれを使うのがごく当たり前になっています。
が、その便利さは、開発者や創業者が感じた不便さ、つまりはネガティブな経験がきっかけになっているコトが多いんです。
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』の中であげられている例であれば、青色LEDを発明しノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏。
その中に“与えられた実験装置を改造して使う”という記載があります。
中村は自著で、日本の研究者たちが設備をカスタマイズせず、そのまま使うことを批判している。
中村によると、特に大企業の研究者たちにこうした傾向があるという。大企業は設備に大きな投資をしてくれるから、設備を改造する習慣が育たず、実験は楽にできるかもしれないが新たな発見は難しくなる、としている。
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』与えられたものを、そのまま使わない 中村修二
中村氏は実験装置をカスタマイズする習慣があったため、その結果として青色LEDの発明に成功したのです。
実験装置をカスタマイズする、なんて簡単には思いつきませんよね。
ただ、そこで思いつかないのがやはり「この装置ではコレはできない」といった先入観のなせるワザなんです。
思い込みを捨てて大きな成果へ
ほかにもAppleの創業者スティーブ・ジョブズや、Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグの習慣として有名なのが【いつも同じ服を着る】。
コレは決断に割く時間と労力をゼロにし、エネルギーの消費を抑えるための習慣として知られていますよね。
時間の浪費という失敗を経てたどり着いた結果ですが、重要な内容に集中力を使いたいという意思が感じ取れます。
彼らの成功はもはや言うまでもありませんが、小さくない失敗も過去にはたくさんしているでしょう。
だからこそ常人にはない発想ができたんですね。
「着る服や食事の内容は毎回選ぶもの」「業務の処理は必ずオフィスでないといけない」「Bさんの能力が高いけど先に入社したのはAさんだからAさん優先で」…すべて先入観、思い込みです。
食べるものは毎回一緒でもいいですし、業務処理はもうテレワークでも可能になりました。
能力差もくっきり見えるようにもなってきていますよね。
とらえ方は人それぞれですし、会社によって差はありますが、そろそろ悪い思い込みを捨てる時が来ています。
大きな成果を出したいならなおさら。
自分でないとできない重要な決断に時間もエネルギーも使いたい…となれば、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグのやり方は効率的なんですよね。
普段、当たり前にやっていても、意外と時間がかかっているコトもあるはず。
彼らのようにはできないとしても、それを見直すのもアリですね。
先入観を捨てると見える世界が変わる
時代の変わり目に立ち、いよいよあなたも変化の時がきています。
何していいかわからない、というのであれば、まずはこの本を読むコトからスタートしてはどうでしょうか?
いままで持っていた先入観を少しずつでも捨てると、見える世界が変わっていきますよ。
変化は怖いコトではありません。むしろあなたに良い効果をもたらしてくれるんです。
良い習慣は良い結果を生みますよ。
いますぐにでも世界を変えた天才たちの習慣に触れ、新しい時代に備えましょう!
この記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。
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