詩恭です。
今回はちょっとしたカミングアウト話です。
私は、社会(社交)不安障害という病気を患っていました。
で、それなんなの?
どんなものかというと、ざっくりですが「人と接することに恐怖を感じる」病気です。
ただの「あがり症」や「人見知り」とは違います。
程度の差はありますが、誰でも「人の注目を浴びる場面」には緊張(=不安)を感じるもの。
とはいえ、場数を踏めば慣れも生じ、緊張の度合いもいくぶんかマシになるのが一般的ですよね。
社交不安障害はそれがマシにならず、毎回緊張し、発汗や震え、動悸、赤面などの症状も身体にわかりやすく現れます。
そして、「こんなことで震えて笑われる」とか「赤くなっているのを見てバカにされる」などといった「他人からの悪い評価」に強く不安を感じ、注目を浴びる場面を避けようとしたり、他人との接触をしないようにしたりして、日常生活に支障をきたすようになることもあります。
最初はピンとこなかった
私が社会不安障害と診断されたのは、8年ほど前です。
うつの症状は波こそありましたが、どうにか自分をなだめながら、だましだましで働き続けていました。
ある時、過度にストレスがかかったようで、手の震えなどの症状がまた出始めました。
自分だけでは対処できないと考え、ネットで近所の心療内科を探し、そこで診てもらうことにしました。
「症状」についてはこちら↓
https://kotonoha-kotodama.com/2018-07-02-013000/
うつの診断かと思いきや…先生の診断は、「社会不安障害ですね」。
「社会不安障害ってナニ?」
私はそれまで、「社会不安障害」という言葉すら知らなかったので、帰宅してすぐにネットで検索しました。
正直、最初はまるでピンとこなかったですね。
自分に当てはまるとは思えないような気がしていたので。
ですが、時間が経つにつれ、その診断に納得するようになりました。
出る症状は人によって違う
それはなぜかというと、自分の症状や、不安が出ている時の考え方を話した時に、同じ病気で苦しむ方にものすごく共感されたからです。
同様に、似たような話を聞いて私も共感したり。同じ悩みを共有することで、気持ちがこんなにも楽になるものかと、驚きもしましたし嬉しくもありました。
私は今も通院し、薬と併用して2年ほど前からグループでの認知行動療法による治療を受けています。
認知行動療法についてはこちら↓
mh.cbtjp.net
それを受けてみてわかったのは、悩み事の内容が人それぞれであるように、【出る症状、苦手なシチュエーションは人によって違う】ということです。
実際、同じグループ内でも発汗、手の震え、声の震えなど、出る症状は人それぞれですし、症状が出てしまう、つまり苦手なシチュエーションも千差万別です。
ちなみに私の症状は【発汗】で、苦手なシチュエーチョンは【人に声をかける】。
これについては、「わかる」という方もいましたし、そうでない方もいました。
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[…] 社交不安障害の過去記事⇒https://kotonoha-kotodama.com/2018-07-08-123000/ […]